あなたはATM通い族になってない?!

中々初回記事の更新ができておりませんでした。今回は身近な手数料について書いていこうと思います。

先日、ある都市銀行もついに新規口座開設者に対し紙の通帳を希望する場合、【毎年550円】の手数料を取るという方向性を示しました。通帳発行手数料については、今後の口座開設者が対象となりますが、この記事をご覧になられている方も発生しうる手数料があります。

それは【ATM利用手数料】です。銀行側もATMの設置運用コストがもちろんかかるので、意識せず利用者に手数料を支払ってもらい、コストを負担してもらえれば万々歳です。利用者側も各種サービスを活用すれば、抑えられるコストとなりますので、自分自身がいつまでも手数料を払い続けるATMとならないように確認していきましょう!

〜チリも積もって年間5000円以上資産を削っていませんか〜

通帳発行手数料については内容は「今後口座開設」する方のみに影響がありますが、お金を引き出すための【ATM利用手数料】は口座を保有しているすべての人に発生しうる手数料です。

先日、銀行員の私からするとびっくりな出来事がありました。友人と休日にランチをしに行ったのですが、「あ、お金必要だからおろしてくるわ」と近くのコンビニに寄ることになりました。「コンビニATMも手数料優遇になると便利だよね。」と私が言うと、「え!?いつも手数料引かれているよ、お金引き出すだけで手数料とられて困るよね。」との答えが。実は彼女、必要なときに必要な分お金を引き出しており、ATM時間外利用手数料などをあわせると、年間で手数料をなんと【5,000円】以上も払っていたのです。

現在、都市銀行でも普通預金の金利は「0.001%」で100万円貯めていても年間で「10円」そこに税金が差し引かれ【8円程度】しかつかなくなっています。これでは1回分のATM手数料を払うためには、預金金利でまかなう場合1400万円以上置いておかなくてはいけません。(ATM利用手数料108円の場合)

なので、預金金利でまかなうという考え方から、【ATM利用手数用を発生させない】ということに頭を切り替える必要があります。各金融期間において、手数料優遇サービスが発表されていますので、活用していきましょう。

まずは手数料を確認してみよう〜意外と違う銀行ごとの手数料〜

具体例としてとある3つの金融機関のATM利用手数料をまとめてみました(2022年1月現在)

 A銀行 B銀行 C銀行 
銀行ATM 【全日】 
8:45〜21:00 無料 
上記以外の時間帯 110円 
【平日】 
8:45〜18:00    無料 
上記以外の時間帯 110円〜220円 
【土曜日・日曜日】 
0:00〜8:00  220円 
8:00〜22:00   110円 
22:00〜24:00 利用できません 
【祝日・振替休日】 
8:00〜23:00   110円 
上記以外の時間帯 220円 
【平日】 
8:45〜18:00  無料 
上記以外の時間帯 110円※ 
【土日・祝日】 
終日       110円※ 
個人の入金は無料 
コンビニATM 【平日】 
8:45〜18:00 220円 
その他の時間帯 330円 
【土・日・祝・12/31〜1/3】 
すべての時間帯 330円 
【毎月25日・月末日※】 
8:45〜18:00 無料 
その他の時間帯 110円 
【平日】 
8:45〜18:00   110円 
上記以外の時間帯 220円 
【土曜日】 
0:00〜22:00   220円 
22:00〜24:00 利用できません 
【日曜】 
0:00〜8:00  利用できません 
8:00〜24:00   220円 
【祝日・振替休日】 
0:00〜24:00   220円 
【平日】 
8:45〜18:00 220円 
その他の時間帯 330円 
【土日・祝】 
すべての時間帯 330円 
手数料の細かな内訳等については記載なし(2022年1月26日現在)

どうでしょう、結構銀行によって金額や適用時間が違うと思いませんか?

適宜手数料改定がされるとは思いますが、お使いの金融機関の手数料について一度確認してみてください。

手数料無料優遇サービス〜切っても切れないネットバンキング〜

前項で手数料について確認してみました。働いていると手数料無料の時間帯って中々ATMに寄る時間がないですよね。ですが、各金融機関ではATM利用手数料の無料優遇サービスを展開しています。簡単に中身を見てみましょう。

 A銀行 B銀行 C銀行 
銀行ATM 
(自行ATM) 
1回あたり10万円以上の給与または年金の受け取りがある場合またはインターネット通帳を利用の場合、銀行ATM利用手数料が何回でも無料 インターネットバンキングの利用登録と所定条件をなにか1つでも達成すると銀行ATM利用手数料が何回でも無料 
条件例1:預金残高30万円以上 
条件例2:積立投資信託1万円以上の購入 等 
所定ポイントプラン(残高に応じた金利を適用する「口座」の契約と「インターネットバンキング」を利用)に申し込みをすると、銀行ATM時間外手数料がいつでも何回でも無料 
※一部の出張所ATMは対象外 
コンビニ 
ATM 
コンビニATMの利用手数料が月2回無料。 
インターネット通帳利用での条件達成の場合は月1回無料 
達成している所定条件により、コンビニATM利用手数料ならびに時間外手数料が最大3回無料 コンビニATMの利用手数料と時間外手数料が月最大3回まで無料 
ネット 
バンク 
必須 
優遇を受けるにはネットバンキングの利用登録が必要 
必須 
優遇を受けるにはインターネットバンキングの利用登録が必要 
必須 
また、所定ポイントプランへの申込みはインターネットバンキングからのみおこなえる 
各銀行の所定条件は細かいものが多いため記載せず。(2022年1月26日現在)

この一覧からわかること、、、それは「ネットバンクの契約ならびに登録が必須」ということです。銀行窓口の運営には賃貸コストや人件費がかかりますので、ネットバンクを契約してもらい、銀行に来店せずに自分自身で手続きしてもらえれば、銀行もコストを抑えることができます。語弊があるかもしれませんが、銀行の都合を汲み取ってくれる方には手数料優遇しますよ、ということですね。

ネットバンクの契約登録をしていないがために、手数料を払ってしまっている可能性もあります。手数料を無料にする条件の細かな部分については割愛しておりますので、詳しくは取引金融機関のHPを参照してください。

今回のまとめ

今回は手数料を無料にする方法があることをお伝えしました。「コストを抑える」という考えはもちろん大切ですがそれだけでなく、「そもそも発生させない」という考え方が重要です。

ATM手数料無料についても回数制限があるので、ATMを利用する頻度を減らす=現金の使用率を引き下げるという方法も考えなければなりません。次回は、「キャッシュレス決済」について書いていこうと思います。

長文になりましたが、読んでいただきありがとうございました!

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